ゴールデンカムイ ネタバレ最新14話『遠吠え』

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

この記事では、ゴールデンカムイ14話について語っていきます!

アシリパのコタンで穏やかな時間を過ごす杉元。

初めてのカワウソ料理、村の子供たちとの触れ合いが彼の心を癒します。

その夜、杉元はアシリパのおじ・マカナックルからある話を聞かされます。

幼いアシリパと白狼・レタラの出会い、強い絆、悲しい別れの思い出。

杉元は眠るアシリパを前に、ある決意を固めるのですが……!?


ゴールデンカムイ14話 あらすじ

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

出典: http://manga-mura.net/

サブタイトルは 「遠吠え」。

扉絵はカワウソとアシリパのツーショット。

凛々しく二本足で立つ姿(背後の怪しい目の数々は何者?)、山刀をくわえて泳ぐ姿などなど。

ああ、つまりコイツが今回の食材なんですね……(遠い目)。

 

なにやら物悲しい気持ちになりつつ、まずは今回のあらすじです。

アシリパは獲れたカワウソでオハウ(汁物)をこしらえ、杉元にふるまいます。

食事のあとは、村の子供たちと一緒に遊びます。

夜、アシリパのおじ・マカナックルは、杉元に白狼・レタラのことを教えてくれます。

山でアシリパとその父に拾われたレタラは、家族同然の存在であったこと。

そのレタラが、ある日突然に姿を消したこと。

父とレタラを失った彼女が杉元の出現で明るくなった……とマカナックルは喜びます。

アシリパが親族や村の皆にとって大切な存在だと知った杉元は、深夜密かに村を出ます。

彼女が、二度と辛く悲しい思いをしないで済むように――――。

 

前半は美味しい料理とユーモラスな子供の遊戯、後半は昔話でしんみりの情愛溢れる一話となっています。

ではでは、さっそく本編に入りましょう!


カワウソ料理にはご用心?

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

出典: http://manga-mura.net/

1コマ目は予想通り、獲れたてのカワウソさん。

アシリパ 「さあ 捌いて食べよう」

カワウソを逆さに吊るし、鮮やかな手つきで皮を剥いでいきます。

アシリパ 「この(皮の下の)脂が美味いので 肉のほうに残るように剥いでいく」

杉元クンは、懐の子熊と一緒に解体作業を見学です。

 

アシリパは、カワウソの脳みそが美味しいと教えてくれます。

アイヌの文化では全般的に、獲物の脳みそ(しかも生)はご馳走の部類に属するようですね。

アシリパ 「毒矢で捕った獲物は 加熱しないと毒が弱くならない」

このカワウソは恐らく、前回マカナックルが教えてくれた仕掛け矢(毒が塗ってある)にかかった奴。

アシリパ 「脳みそも目玉も生で食べられない 残念だったな杉元」

杉元 「え~? だめなのぉ? 生で食べちゃだめえぇ?

えーと、杉元クン、全然残念そうな顔に見えませんが……!

 

アイヌの昔話では、エサマン(カワウソ)は物忘れの激しいカムイとなっているとのこと。

アシリパ 「だからイオマンテなどの大事な儀式のときに食べてはいけないし 名前も禁句だ」

以前昔話でミョウガ(野菜)を食べると忘れっぽくなる、というのを見た記憶があります。

こういう『ある食物を摂ると記憶力が……』みたいな言い伝えって、どうやってできるんでしょうね?

実は、本当にそういう効能の成分が含まれていたりして。

 

ブツ切りにしたエサマン、干したプクサ(行者ニンニク)、ニリンソウ、根菜類。

鍋でグツグツ煮込んで、オハウ(汁物)完成です!

柔らかく上品な肉の味わいを堪能する杉元に、アシリパがある部位を勧めてきます。

アシリパ 「カワウソの頭の丸ごと煮だ」

こ、これは……!

『非常に美味』らしいのですが……意外に鋭い牙といい、インパクト大な外見。

 

杉元 「あ…… は…… どうやって食えばいいのコレ」

アシリパ 「肉をカジり取れ」

ワイルド過ぎるし、なんか目ェ合っちゃうし(笑)。無理!!

耳長お化けで脅かそう!

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

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食事を終えたところへ、村の子供たちがわらわらと遊びにやってきます。

アシリパのいとこ、ぶっとい眉毛が可愛いオソマちゃんも一緒。

子供 「アシリパ これやって アシリパが一番おっかない」

そう言って子供のひとりが差し出したのは、先が3本に分かれた不思議な棒。

これはキサラリ(耳長お化け)という名前だそうです。

アシリパ 「窓の外からチラチラ出しながら この世のものとは思えない声を出して 子供を驚かす」

家の外から、大声をあげてお化けのフリをし、室内の子供を驚かすというわけ。

 

なぜかキサラリ役を命じられた杉元、戸惑いつつも素直にキサラリを持ち、戸外へ。

大人なのに時々無邪気ですね、このひと。

杉元 「んわぁぁぁおぅ わわわぁ にゃああ」

せっかくの熱演(笑)にも、子供たちは無反応。

愛想笑いすら無しとか、つくづく子供って無慈悲だなぁ……。

 

しょんぼり杉元クンに変わってキサラリを手にしたアシリパ、

アシリパ 「う゛ぇろろろろごうろろろあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!!」

あまりにも凄い絶叫に、家の中は子供らの悲鳴と涙で阿鼻叫喚です。

「はあああ~ やっぱアシリパの 一番おっかねぇ」「オソマがもらした」

そしてお遊びだというのに、子供たちはガチで怖がっているという……。

めっちゃ怖いのに『これやって』とリクエストしてくるという、子供らの謎の心理。

コレ、いわばお化け屋敷みたいなもんでしょうかね?

 

負けた気がして悔しい杉元クン、リベンジを提案。

アシリパ 「よし杉元 お前の本気… 見せてみろ」

彼女のアツい言葉を受け、『不死身の杉元』がついにその真の力を発揮するか!?

「っううわあああ!!」

しかし、既に子供たちの興味は別の遊びに移っていたのでした……(涙)。

 

生まれ育った村で、子供たちと無邪気に遊ぶアシリパ。

年相応なその姿は、杉元にとって新鮮なものに映ったのではないでしょうか。

レタラとアシリパの絆

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

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夜になり、眠ってしまったアシリパとオソマ。

小さな灯りの傍でフチ(祖母)は縫物、杉元とマカナックルは囲炉裏端で座っています。

遊び疲れた子供は夢の中、今は大人の時間といった感じですね。

三人の耳に、遠くからなにものかの遠吠えが聞こえてきます。

マカナックル 「犬よりも太くて長く続く遠吠え 狼のものだ」

 

狼と聞けば思い出すのは、何度もアシリパの危機を救った白狼のことですね。

すっかり打ち解けたマカナックルさんは、杉元に白狼・レタラのことを教えてくれます。

 

ある日、幼いアシリパとその父がヒグマに襲われる狼の子供を助け、拾いました。

レタラ――――『白い』と名付けられた狼は、アシリパといつも一緒。

アシリパが父親を失ってからも共に山へ行き、家族として暮らしていたのですね。

マカナックル 「だがふたりは 生きる世界が違ったのだ」

狩りの途中だったのか、簡易小屋の中で体を休める幼いアシリパとレタラ。

ふたりの耳に、遥か遠くから狼の遠吠えが届きます。

遠吠えに反応するレタラを、アシリパは必死で押しとどめますが……。

アシリパ 「ダメだ! 聴いちゃダメッ!」

遠吠えに抗えなくなったレタラは、アシリパを置いて小屋を飛び出してしまいます。

「あいつは飼い犬にはなれなかった 誇り高きホロケウカムイだから」

ホロケウカムイ=「狼の神様」。

その一員であるレタラは、仲間の呼ぶ声を聞いて、本来の場所へ帰ろうとしているのですね。

 

レタラは別れを惜しむように、アシリパを見つめます。

直後、遠吠えに応えるかのように咆哮すると、一気に駆け出すレタラ。

アシリパ 「行くな! 戻って来いレタラ おまえも私をひとりにするのかッ

取り残され、大きな目に涙を湛えて号泣するアシリパ。

アシリパ 「行かないで レタラ… アチャ(お父さん)」

 

既に父親を失っていた彼女にとって、レタラは父であり兄弟でもありました。

そんなレタラだからこそ、彼女の危機には怯むことなく飛び出すのですね。

野生の狼として生きる事を決めた現在でも。

杉元の決意

ゴールデンカムイ ネタバレ 14

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マカナックル 「大人びてはいるが アシリパは寂しがり屋の いたいけな子供なのだ」

フチと共にアシリパを見守るマカナックルさん、杉元へ彼女の内面を語ります。

単に面倒を見るだけじゃなく、姪の心の傷も思いやってくれる、素敵なおじさんですね。

マカナックル 「そんなことがあってから アシリパは笑顔を見せなくなったが」

「最近はすっかり明るくなった」

熟睡中のオソマちゃんを抱き上げながら、

マカナックル 「杉元さんと山にいるのが楽しいんだろう」

杉元への感謝を言葉に表しつつ、マカナックルさんは自分たちのチセ(家)へと退場。

肝心の杉元クン、てっきり照れるか喜ぶかと思えば、暗い顔で沈黙……。

 

そんな彼にフチが話しかけますが、アイヌ語なので内容はまるで通じません。

ちなみにコミックス2巻の巻末では、以下のように訳されています

フチ 「(杉元さん アシリパは私の宝もの いつまでも彼女と一緒にいてください)」

……婿入り依頼?(笑)

 

しかし言葉のわからない杉元は、ただ自分が感じたことを口にします。

昼間の遊びやマカナックルの話で理解した、アシリパと周囲の人間やレタラとの絆。

杉元 「………… わかったよ お婆ちゃん」

「アシリパさんはお婆ちゃんに愛されてるんだな 村のみんなにも」

 

やがてフチも眠りにつき、杉元はひとり囲炉裏端で考え込みます。

その脳裏に浮かぶのは、アシリパと出会ってからの出来事。

くるくると変わるアシリパの表情。

傍らで眠る子熊を撫でようとした手は、途中で止まってしまいます。

 

杉元 「元気でな」

夜半、旅支度を整えた杉元は、黙ってアシリパたちのチセを出るのでした。

舞い散る雪が、杉元の今の気持ちを表しているかのようです。

アシリパに別れも告げず、ひとり旅立つ彼の行く先は? ――――以下次号。

ゴールデンカムイ14話 まとめ

カワウソのお頭はちょっとアレですね(笑)!

現代日本では絶滅したとされるカワウソくんですが、密かにどこかで生き残っているといいな……。

いえ、別にオハウにして食べたいなとかいう理由じゃなくてね!(汗)

可愛いですよね、オー●リーの若●サンみたいな顔で!

ゆるキャラの『し●じょうくん』も頑張ってることですし……って関係ないか。

 

さて、今回も引き続きアシリパのコタンでのあれこれ。

前半のライトな雰囲気が、後半のシリアスムードをぐぐっと際立たせる展開となりました。

杉元クン、アシリパを今回の騒動(金塊争奪戦)から遠ざけたい、と思ったんでしょう。

 

元々、杉元クンとアシリパさんは偶然出会っただけ。

『山に不慣れな自分に手を貸してほしい』という、杉元の出会い頭の依頼から始まった相棒関係です。

いわば、自分の勝手な都合に彼女を巻き込んでしまっている状態。

アシリパは、このコタンでフチやマカナックル、村人たちからの愛情に包まれた存在です。

山に消えたレタラでさえ、彼女を強く案じています。

『アシリパさんを、こんな危険な騒動に巻き込んでしまっていいのか?』

そんな罪悪感が、明確に杉元クンの中に芽生えてしまったのではないでしょうか。

自分と一緒にいては、今の彼女の生活を壊してしまう……。

 

実際、二人は出会ってからの短期間に、何度も命の危機に瀕しています。

ヒグマなどの獣はともかく、問題は脱獄犯たちと第七師団。

いずれも、アシリパたちに災厄をもたらす存在でしかありません。

ならば、それらとコトを構えようとしている自分、『不死身の杉元』は――――?

『俺は、マカナックルやフチが感謝してくれるような存在じゃない、むしろ疫病神だ』

そんな思いが、杉元を密かな旅立ちに導いたのではないかと想像します。

 

ただ、アシリパはアシリパで、『父親の仇討ち』という大事な目的を持っていますよね。

杉元に「ここでお別れナ」と言われてあっさりOKするとは思えません!

アシリパさんは『守られるヒロイン』じゃなく『戦うヒロイン』ですからネ。

さて、一旦お別れの杉元&アシリパコンビ、これからどう動くのでしょうか?