【ゴールデンカムイ】ネタバレ103話で尾形百之助上等兵の内なる闇に絶望!!

ゴールデンカムイ ネタバレ 103話 尾形百之助 闇

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ゴールデンカムイ103ネタバレあらすじ・感想記事になります!!

 


ゴールデンカムイ103話のネタバレ・あらすじは?

 

ゴールデンカムイ ネタバレ 103話 尾形百之助 闇

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サブタイトルは 「あんこう鍋」。

2017年お初のゴールデンカムイ、内容は尾形百之助の過去話。

あんこう鍋は、7巻で彼の好物として紹介されていた食べ物ですね。

杉元・鶴見両パーティの現況を交えつつ、尾形クンの心の闇にぐぐっと迫る回であります。

常々アレな人だと思ってましたが、予想通り……いえ、予想を遥かに凌ぐアレっぷり……。


ナキネズミはもう飽きた!

オープニングは、大雪山を逃走中の杉元・アシリパ・白石・そして尾形の様子。

どうやら険しい山を越え、既にふもと近くまで下りてきている様子。

101話で紹介されていたロシアの罠・プラーシカを使い、ナキウサギを糧に頑張ったようです。

そう……ナキネズミ だ け を

杉元 「銃声が追っ手に聞こえちまうかもしれないから 鹿や鳥がいても撃たない方がいい」

そういう訳で、今は手早く罠を仕掛け『静かに』ゲットできる獲物(小動物の類のみ)しか狙えないのでした。

せっかく猟師・アシリパと銃の名手・尾形が居るというのに……まさしく宝の持ち腐れ。

調理も時間をかけないよう、焼く『だけ』でろくに味付けもしてないだろうしね。

アシリパ 「あとで『くくり罠』を見回ってこよう 木ねずみが獲れてるかも」

白石 「ねずみばっかり~~ッ」

コラコラ白石クン、獲物ゲットには参加してない(多分)のに文句言うなー!

一方、アシリパから焼きネズミを渡されても、文句ひとつ言わずしっかり食べてる尾形クン。

まるで、懐かない野良猫が餌を食べてるような光景ですね……。

貰うのは不本意だが、お得意の銃を使えない状況では仕方ない、と彼なりに譲歩した結果なのでしょう。

『ヒンナ(食べ物に感謝するアイヌ語)』を言わない尾形に、アシリパが怪しい笑顔で尋ねます。

アシリパ 「尾形は いつになったらヒンナできるのかな?」

「好きな食べものなら ヒンナ出来るか? 尾形の好物はなんだ?」

無表情で答えない尾形。

ここから、サブタイトルの『あんこう鍋』にまつわる思い出が紐解かれるのです。

尾形の出自

場面は変わって、小樽に滞在中の鶴見中尉・鯉登少尉・月島軍曹の凸凹トリオ。

鶴見中尉は鯉登の口から(月島経由で)、飛行船で逃亡した杉元と尾形上等兵が一緒に居た、という情報を得ます。

(まだ伝言ゲームを続ける気か、鯉登少尉! そういうところだぞ!!

ここから、彼が部下ふたりと語り合う形で、尾形百之助の過去が紹介されていきます。

以下、尾形クンの出自を簡単にまとめると。

花沢幸次郎中将(日露戦争時、第七師団の団長)が、尾形の父。

父と苗字が違うのは、尾形の母が正妻さんでなく、いわゆるお妾さんだったから。

夕張・江渡貝邸で尾形と対峙した際、月島クンがちらっと言ってたのはこの辺りの事情なんですね。

という事は、尾形クンの出自に関する話って、軍隊内でも相当知れ渡っているのでしょう。

花沢中将は戦後、有名な二〇三高地での被害の責任を取り自刃した、いわば悲劇の英雄。

そんな人の息子(庶子ですが)である尾形クンも、それなりに軍内部では影響力を持つ……のかな?

少なくとも、我らが鶴見中尉は『尾形は(手駒として)使える』と考えていたようですね。

だからこそ、ふたりきりで話す機会をあえて設け、心を開かせるよう仕向けた、と。

(例 : 谷垣のカネ餅エピソード)

こうやって、見込みありそうな部下をどんどん篭絡していったんですね。

そして画面は過去へ――――尾形の凄惨な記憶の中に入っていくのです。

尾形の母、その死

淡々と、尾形は自分の母について語り始めます。

元は浅草の芸者であったことから、花沢に見初められた尾形の母。

尾形 「本妻との間に男児が生まれると」

「父上は母のもとにばったり来なくなったと祖母から聞きました」

花沢に見限られた形で、祖母の居る茨城に連れ戻された、母と赤ん坊(尾形)。

ああ、だから『バアチャン子』なのかー。

尾形 「母はよく あんこう鍋を作ってくれました 『西のふぐに 東のあんこう』ってね」

安くて美味しいあんこう鍋は、子供の尾形クンの好物にもなりました。

なんだよ、ほのぼのした良いお話じゃないですか。

何考えてるのかさっぱりわからない尾形クンにも、お鍋をハフハフ無邪気に頬張ってた時期があったんですね。

いまだに父親を『父上』って呼んでるのも、きちんとしつけられたお坊ちゃんぽくて可愛らしい感じ。

尾形 「でもね…それが毎日なんですよ あんこうがとれる冬の時期はね」

えっ……ま、毎日っすか……? (冷汗)

この辺りから、過去話はだんだんとホラーな雰囲気になっていきます。

尾形 「父上が美味しいと言ってくれたから また食べに来てくれると信じて」

日陰者の母親の、大好きな男性に喜んでもらいたいという、哀しく切ない女心です。

そんな母にあんこう鍋作りを止めさせようと、幼い尾形少年は祖父の古い銃で鳥撃ちを始めました。

おお、名スナイパーとなったきっかけはそんな涙ぐましい事情から!?

しかし、それでも母は髪を振り乱し、お引きずりさん同然のいでたちで、ひたすらあんこう鍋を作り続けます。

そこで、尾形百之助少年のとった手段は。

尾形 「だから俺は 祖父母が留守の時 殺鼠剤をあんこう鍋に入れて 母に食べさせた

(絶句)――――ち、ちょっと待って……何、その飛躍は……!?

ついさっきまでは、ものすごーく母想いの、素敵なエピソードでしたよね!?

尾形 「葬式になら 父上が来てくれるだろうと」

「母は最後に 愛した人に会えるだろうと」

……情報を整理しましょう。

つまり、尾形少年は母が父に(物理的に)会えるようにするため、ど、毒殺した、という意味……?

尾形の父、その死

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またもや場面は変わり、何処かのお屋敷の床の間、簀巻きにされ横たわる血塗れの壮年男性。

尾形 「でもあなたは来なかった」

男性 「自分たちを捨てた恨みとでも言うつもりじゃあるまいな?」

恐らく重傷を負っており、虫の息の男性の側には、成長した軍服姿の尾形百之助が居ます。

見慣れたオールバックではない坊主頭がなんだか新鮮。

話の流れからして、この男性は尾形の実父・花沢幸次郎中将ということになりますね。

という事は、この場所は花沢家の本宅、時系列では日露戦争直後、と。

あれ、花沢中将って、鶴見サンの話だと確か『自刃』したはずなんじゃ……?

それはさて置き、おかしくなった母を疎んで殺した息子を責める父に、淡々と語り始める尾形青年。

尾形 「子供は親を選べません」

「愛という言葉は 神と同じくらい存在があやふやなものですが」

「仮にあなたに愛情があれば 母を見捨てることはなかったと思います」

愛情のない親から生まれた子供は、(自分のように)『何かが欠けた』人間になるのだろうか、と。

異母兄・花沢少尉(本妻さんの子)が高潔な人だったのは、愛情で結ばれた両親の子だったからか、と。

血のしたたる短刀(コレで父を……)を握ったまま、彼にしては珍しい長口上。

母を手にかけてから、ずっと自分の内なるものについて思索を続けていたのでしょう。

尾形 「花沢少尉が二〇三高地でどうやって亡くなったか…本当のことはご存じ無いでしょう?」

ああ、お兄さんも同じ戦場に、ってちょっと……まさか……。

尾形 「俺が後頭部を撃ち抜きました

!!!

尾形クン、キミは母、(腹違いの)兄、次いで父をその手で……。

そしてその事実を父につきつけるため、あえてひと思いに殺さなかったという……。

花沢中将 「貴様の言う通り 冷血で出来損ないの倅じゃ」

息子は父を短刀で、父は息子を言葉の刃で貫く――――寒々とした親子の形。

茨戸で賭場の抗争に参加した時の『親殺しは通過儀礼』っていうのは、体験からの言葉だったんですね。

息絶えた父の遺体を切腹したかのように見せかけ、屋敷を出た尾形を待っていたのは、一台の馬車でした。

乗っていたのは――――鶴見中尉。

あれ、もしかすると鶴見サンが『花沢中将・自刃』の黒幕!?

戦争責任を取る、という名目のもと、上司である花沢中将を『自刃』として始末する。

苦境に立つであろう第七師団は、その代わりに『鶴見中尉を中心にして』固い結束を得る、という筋書き?

鶴見中尉 「第七師団は 花沢中将の血を引く百之助を担ぎ上げる」

「失った軍神を貴様の中に見るはずだ よくやったぞ 尾形」

高い地位を約束し、賞賛の言葉を惜しみなく与え、親しげに尾形の膝へ手をやる鶴見中尉。

もしもこの場に鯉登少尉が居たら、嫉妬で喚き散らしそうな光景です。

しかし当の尾形は冷笑するばかり。

尾形 (「たらし」めが……)

鶴見サンに心酔した他の人達に比べ、尾形百之助はあくまでクール。

父への復讐のためにあえて鶴見の策略に乗ってみせた、というところでしょうか?

しかし見事に目的を遂げた割には、尾形クンの様子には歓喜も達成感も見受けられません。

彼に『欠けている』ものは、倫理観や感情、他人への共感など、数多くありそうです。

ところで、鶴見中尉はどうして常に他者の『親殺し』をがっつりサポートしたがるのでしょうね。

(例 : 江渡貝くぅん)

もしかすると、この人の中にもかなりの濃い闇が……怖いです。

鶴見パーティ&稲妻強盗夫婦 in 小樽

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真っ黒な過去話からようやく覚めて、舞台は現在の小樽・鶴見中尉組へ戻ります。

鶴見中尉 「ほら見てみろ この新聞の記…近い近い! ちょっと近すぎるぞ 鯉登」

新聞の『稲妻強盗』を見せようとする鶴見サンに寄り添う鯉登クン……相変わらずの中尉ラブです。

しかしこのノリが、今は読者の心を優しく癒してくれるのでした。

さて、稲妻強盗の坂本慶一郎は網走監獄の脱獄犯、すなわち例の刺青の持ち主。

ならばいかにしてヤツを捕らえるか……?

鯉登少尉はバッ、と軍服の前をはだけてみせ(下に鈴川サンの人皮を着込み中)、月島クンへ耳打ち。

月島軍曹 「『私の刺青人皮を使ってください』と」

しかし、提案はあえなく却下です、ハイ。

持っている刺青人皮をエサにすれば、逆に奪われてしまうリスクも発生するから。

鶴見中尉 「そこは当然 江渡貝くぅんの偽物を使うに決まっているだろ」

そういうところだぞ 鯉登少尉!!

例のフレーズ、キター!

恋……いえ、敬愛する上司にダメ出しされた鯉登クン、奇声をあげ、畳に伏せて爪を立て続けます(何故?)。

鶴見中尉 「コラッなんで畳をばりばりするんだ鯉登 ばりばりやめなさい」

あのね鶴見サン、猫を叱ってるんじゃないんだからさぁ……。

鯉登少尉 (鶴見中尉殿と同じ畳の上で申し訳ないッ 畳を掘って頭を下げたいッ) バリバリ

鶴見中尉 「お茶をぶっかけろ 月島」

鶴見サン、部下に容赦なさ過ぎでしょ! でもやっちゃえ、月島軍曹!

今号のラストページは、小樽に到着した稲妻強盗夫妻でした。

 

ゴールデンカムイ103話のネタバレ・まとめ・考察

とにかく、尾形百之助上等兵の内なる闇に絶望した回でした。

いや、あの只事でない打ち解けなさや無表情が、いかにも『コイツは何かある』という感じだったんですが……。

戦場での殺人とは全く別に、しかも肉親を(しかも複数)その手にかけていたとは!

その意味を特に重く受け止めてなさそうなのがまた恐ろしい。

この先、彼はどう生きていくのでしょう?

父と、父の家族への復讐はもう済んでいます(満足の行く結果だったかは不明ですが)。

月島軍曹は尾形クンの現在の目的を、

『第七師団を反乱分子として軍本部へ差し出し、見返りに父を超える地位を得る』

と断じましたが、尾形クン自身は嘲笑したのみで肯定も否定もしていません。

土方と共闘、杉元と共闘、と風任せに動いている辺り、案外、何も考えてなかったりしてね。

あと、表紙~最初のページのあおり文句が懐かしのピ●ミンだったのが楽しかったです。

♪そして●べ~られ~る~♪ (一応伏字)

毎回凝ってますよね。編集の担当さんが書いてるのかな?

さて――――次回からは第七師団 VS 稲妻強盗の戦いが始まる……という解釈で、OK?

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